キューバのコーヒー(配給)

台風21号が接近して近畿地方では交通機関が麻痺しているほどですが、関東も朝から大雨で台風の勢力の強さに驚いています。

この様子では今日、明日と仕事になりそうにないので葉巻三昧。TO DOリストは増える一方ですが。。。たまには(笑)。

キューバと言えば葉巻、コーヒー、ラムなどの産物が有名ですがコーヒーはクリスタル・マウンテンが有名ですね。

ドキュメンタリーで、良いコーヒー豆は全て輸出用になり地元ではなかなか飲めないということを観たことがありました。では、どのようなコーヒーが飲まれているのか気になりますね。

今日は十分な時間があるので、戴いたお土産のキューバ・コーヒーを試します。

¡HOLA! というネーミングから日常的な雰囲気を連想できるように、特別なコーヒーではありません。毎月、各家庭に1袋が配給されるコーヒーとのこと。

Molidoとは挽きという意味のようです。Tueste Oscuroは「ダーク・ロースト」、深煎りでしょうか。Mezcladoは「ミックス」。

裏面には製造元や注意書きなどがスペイン語で書かれています。

どのようにいれれば美味しくいただけるのか悩みましたが、まずはサイフォンで。

開封して香りをかぐと、きな粉のような雰囲気でコーヒーらしくありません。。。何か、豆という事はわかりますが、コーヒーとは程遠い印象です。大丈夫でしょうか？？

コーヒーには間違いないのですが、なかば「何ができるかな？」とワクワクしてしまいました。

加熱している間にヒュミドールから葉巻を選んだり整理してくると、ちょうど出来上がりました。

ここまで準備が整うとコーヒーの香りが広がっているはずですが、全くと言って良いほど香りがありません。

少し落ち着かせている間に葉巻をカット。最近は切れ味が落ちてきているので、そろそろ砥がないといけませんね。

準備が整ったので、葉巻に火を灯して ¡HOLA! をいただきました。

最初の一口は案外、美味しかったです。どちらかというとシャープな口当たりで芯のある味でした。ただ、葉巻の味わいを邪魔します。なんというか、葉巻の後味を台無しにするという感じでしょうか。

コーヒーとしては悪くないのですが、葉巻と合わせるのは少し勿体無い感じです。良い意味でピエドラと合わせればバランスが取れるかもしれません。

コーヒーの温度が下がるにつれ、味わいに強さが出てきます。雑味ではないのですが、アクが強い感じで、少しくどい印象です。良くはありませんが、コーヒーらしさが全開です。

コーヒーが強すぎて、逆に葉巻の美味しさを際立たせてくれているような気がしないでもありません。

配給品と聞いて期待してはいませんでしたが、満足感はありました。

パッケージの容量は150gで、一ヶ月に一袋の配給ということを考えれば頻繁に楽しめるものではありませんね。今回はサイフォンで半分ほど使ってしまいましたが、味の強さを考えると少量でドリップにすればちょうど良いのかもしれません。

午後はドリップで試してみます♬