COHIBA SigloⅤⅠ Time spent 80’23 THU 22 JUN 2017
ラッパーからは若草のような爽やかな香りでアンモニアは感じない。
プリドローは比較的軽めのようであるが先が楽しみである。
スタートは仄かな甘味とともに最初の煙が入り込む。リキュール感のあるカフェオレ、タバコ葉のアロマに薄っすらとしたレザー感。ラッパーの肌が非常に美しく、綺麗である。
暫くするとソルティな印象も。シルキーな煙が心地よい。
ハーブの香りと爽やかな喫味、ミントほどではないものの、その様な感じもある。
刻々と変化しているが、穏やかな変化でゆったりとしている。リンゲージの関係なのか非常に円やかな煙。
スタート終盤なのか、ピーナツ的なナッティな味わいが現る。
ボディ、大好きなマロンの味わいが出始める。淡い甘みからゆっくりとコクのある甘味へと変化。
トースト感も現れ、香りと喫味が重なりビスケットの様な印象も。ソルティさは岩塩の様な甘味を伴っている。
フィニッシュは強いタバコ感。それでも雑味は感じられず上品な味わい。マロン感も強まっており非常に好印象なまま終了。
COHIBA BHK56, Houseroll Time spent 94’50 MON 22 MAY 2017
表面からの香りは落ち着いており、カットもしっとりとした感触で、カット面も綺麗。プリドローはやや揮発感のあるハバナ。爽やかである。
スタートは口当たりの良い、柔らかな煙でスッキリとしたコイーバ。ピュアな印象。リキュールのような爽やかさ、ややミントのようなスッキリさも。鼻腔から抜いた後に残る口腔内のタバコ感が主張し過ぎず好印象。
暫くして甘みが現れた。マロンのようなナッティな甘さでは無く、フルーティなもの。
スタートの終盤、或いはボディの始まりあたりから雑味ではないビターさが加わる。
ボディ。灰が落ちてからタバコ感が強まる。
コクが深まり、味わいに奥行きが感じられる。
香りはフローラルな印象で味わいは甘みを保ちつつビターとがバランス良く絡み合う。
煙量も増大。
フローラルは意外だったものの好印象で次第にコイーバの甘みが戻って来た。
一口ごとに心地よい後味が残るので、ゆっくりと味わえる。
フィニッシュ。灰を落としてから確実に変化。よりパワフルに。それでも雑味がない事に感心。
COHIBA Robustos Time spent 56’53 SAT 07 JAN 2017
昼のオヨが乾燥気味だったものの、これは良い肌触り。
ラッパーの香りも良く楽しみである。
プリドローはやや重めなものの、口内に広がる香りは良い印象。
スタートはまろやかさと共に爽やかな揮発感と淡い甘みのコンビネーション。
後味がとても楽しめるもので、ゆったりと喫するのが心地よい。
淡いシーダー様のウッディをベースにアーシーさが加わる。
進むごとに僅かながらソルティーさも加わり始める。
灰のホールドが良く、1度の灰折のみ。
安定した味わいのままフィニッシュ。円やかであった。
COHIBA Esplendidos Time spent 133’14 SUN 27 NOV 2016
ラッパーは爽やかなウッディの香り。軽い風味である。
感触はやや硬巻きかも。
プリ・ドローはやはりやや重め。紅茶葉のような風味でやや刺激が伴っている。
着火直後から淡いコイバ。優しい舌触りにもかかわらず、次第に香りが高まる。ドローが重めなので煙量は少なめ。
スタート8mm程でリキュール感。10mmで煙の重みを感じるように。煙草感に藁や焼畑の風味が加わっている。味わいとしては乾いたウッディのような淡い甘さである。
灰が自然と落ち、淡いウッディさが強まる。鼻先からの香り、鼻腔での香りの纏まりが心地よい。ややプルーンのようなフルーティさも。
2回目の灰折りから暫くしてボディに。
ココア的なビターさ。グラッシーなアロマも。
次第にトースト感が盛り上がってきた。そしておがくずのようなウッディさが。
リング10mm手前ほどからフィニッシュ的な強さに。
辛味もやや増している様子。
穏やかなパルタガスのようでもある。
COHIBA / Maduro 5, Secretos Time spent 52’28 ” SAT 23 JUL 2016
コールド・ドローはさっぱりとした発酵感とややウッディなアロマの甘み。
安心感のあるコイーバのニュアンスからスタート。僅かな酸味があるのは数時間前にピエドラを灰にしたためなのか、気のせいなのかは分からない。
リネア・クラシコと比較するなら香ばしさ、味わいの強さは別物ではあるものの、陶酔感のある煙ではあり澄み渡った味わいをもたらす。
おそらくボディ、次第にハチミツを香木で作った樽で保存していたかのようなウッディな甘みが現れる。
どんどんコクが深くなってくるので、読書を中断。読書どころではない。
マロン感を感じつつもその中にはグラッシーさも同居している。
甘さはパンチのような甘さ。
フィニッシュはドライなタバコ感が現れてきた。
始終仄かな甘みを感じられるシガーだった。
52’28
COHIBA / PIRAMIDE EXTRA Time spent 70’52” SUN 06 DEC 2015
コールド・ドローは若干揮発感があり、リキュールな感じ。着火しながらの1吸いはこれぞコイーバというもの。カットも綺麗な廻し切りで気持ち良いスタートだ。
上品なマロン、エスプレッソだと強すぎる。
シグロとの系統の違いは感じるが、ランセロなどに比べるとややあっさりとしているかも。唇に甘さを感じるが物質的ではなく、味を感じる。揮発感が強まる時もあるが、やはり甘い。酸味のある甘さ?
濃厚さを持ったまま、その輪郭だけを残したようなあっさりさ。しかし密度は高い。
しばらく時間が経過した。灰は白7割のグレー、もちろん均等な燃え方をしている。下手なシガーを選ぶよりこのピラミデを集めたい。
今気づいたが、ラッパーの一部にはうっすらと油分が浮き出ていた。良いシガーだ。灰は30mmほどだが落ちる気配がしない。35mmほどで自然に灰落ち。
トースト感が出てきた。ボディかな。スタートから感じていたことの一つにクセがないことがある。マロンは隠れ、シナモン。ハニー。その裏にはバニラ。カスタードも。
煙量多く味わうと美味しい。
ここで植物感、タバコ感がでてくるが、やや生臭いかな。前言撤回、ほどほどのもやし方が品があって美味しく感じられる。
くどくなってきたので終了。
全体としてフルーティさがあった。
若干、若かったのかエグみが出やすかった。
それでも上質な味わいで、良い。
改めて複雑さを実感している。
COHIBA / SIGRO Ⅱ Time spent 39’02 SAT 28 NOV 2015
あっさりとした甘味。
久しぶりのコイーバは煙量、均等な燃え方、味わい、巻き共に安心感がある。
甘栗にアーシーさが加わったと思えば、マロン感が強まったりと面白い。
ランセロのフレッシュロールを思い出す。
それを薄めた感じがしているのは仕方のないことか。
初めてシグロIIを味わった時の感動には程遠いものの、シルキーな煙で上品な味わい。
灰のひび割れは細かで密のある灰。
鼻腔と舌先の残り香が心地よい。
寒くなり、乾燥しているせいなのか風味は感じづらかった。
COHIBA / Lancero, no ring from El Laguito Time spent 1’20″45 SAT 22 AUG 2015
キューバからのハウスシガー。エル・ラギートのランセロ、ノーリング。
簡単には手に入らない。キューバにでも行けばそうでもないが。お土産でいただいた品。
フレッシュロールで巻かれたのは7月6日前後。今は8月の22日なので巻かれてからは48日くらいか。90日を越えるとシック・ピリオドに入るので1年間は喫えない。その後も、ランセロは熟成に非常に長い時間がかかるとアドバイスを頂いた。
それらの理由から喫いごろは確実に今らしい。
もったいなくて、何時までも持っていたい気持ちがしてしまうが、ヒュミドールの完成祝いとして味わう事としたのである。
夕食は大好きなソーセージ。
飲み物はチョコカプチーノ。
映画はパガニーニ。
完璧だ。
ピッグテイルのキャップをライヨールでカット。
しなやかな巻きで産毛はとても柔らかい。
口に含んでみる。ドローもよく、ミルク風味を感じる。
着火
スタート
クリーミーな煙の中にマロンの柔らかさが見え隠れ。長さがあるのでとてもマイルドだがニコチンはしっかりしている。
フレッシュロールらしさ、のタバコ感はまた感じられない。チョコ、カカオか?ビーンズが芽を出している。1cmで灰落ち。
エグミがなく雑味もない味わいが続いている。
その後も1cmごとに自然と落ちていった。
とても柔らかな味わいだ。急な変化がないのでリラックスに適う。
木質とスパイシーさが現れる。
1/3あたりから強烈に。煙量も見違えるほどになった。フレッシュに良くあるタバコの香ばしさが心地よい!
タバコ感ベースにこれまでの味わいのラッシュ
素晴らしきシガーだ。
COHIBA / Siglo Ⅱ Time spent 49’55” SUN 21 JUN 2015
スタートは柔らかい香りの優しい甘さ。シーダーの香りのようなスパイスも感じる。煙量は多くないけどもしっかりと味わえる。いい意味で煙を感じない、食べられるくらい。灰の密度はしっかりとして丁寧さを感じる。色は暗いグレーだ。
足先にニコチンの周りを感じている。ふわりとした香りに酔える。
2cmあたりからタバコ風味を感じ始め、スパイス感が強くなった。煙を出した後の後味が甘い。ボディか。
自然と灰が落ちた。
コイーバの味、甘さがしっかりと出てきた。ここからがボディだ。 鼻先のナッティさがいい。何度も何度も煙を味わう。食べてしまいたい。灰に現れる葉脈がとても綺麗だ。自然に落ちる灰。
少し雑味もなきしにあらず。もうリング間近。なかなか剥がれず焦る。そしてここからが美味しい。やはりロブスト辺りが好きなのかもしれない。
リカットするとフレッシュさが戻る、と同時にせっかくの蓄えを失う寂しさや惜しさも感じる。
急に煙量が増え、味わい、香りともに豊かになる。楽しすぎる。素晴らしいフィニッシュだ。
無になって味わっていたらもう持てなくなってしまったのでおわる。名残惜しみつつ。
時間が過ぎるにつれ虜となり、その変化も目まぐるしさに興奮を覚えた。
モンブランを思わせるマロン。このナッティさはマロンだ。シーダーなウッディさとタバコ感。
シナモンに近いハーブさ、若干のスパイシーさも。
そして何よりナッティさ。マロン、くるみ、アーモンド。
トースティーな香ばしさ、も。