Davidoff

Davidoff Nicaragua Robustos Time spent 61’48 Tue 03 JAN 2017

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Davidoff / Nicaragua / Robusto

ラッパーはクラーロ。気温(15.5度)のせいなのかあまりラッパーからの香りは感じられない。
ドローはとても軽くハバナ的な風味も。

スタートからタバコ感のインパクト。結構なフルボディである。やや甘みを感じ、香りはウッディ。
時間の経過とともにタバコ感は収まり、煙がまろやかになるとともにシガーらしさを感じられるように。
パンかクッキーか、小麦の焼ける香ばしさがベースに感じる。
その周りを僅かなグラッシーさが包んでいるような感じ。

灰を落とそうかと思っているとボディに差し掛かる。味わいがより強く変化。
何より香ばしさが心地よい。それ以外を探っているものの的確な例えが見つからない。

フィニッシュとは言い難いが、終盤にかけては味わい、香り共に落ち着き気味であった。ライト寄りのマイルド。

 

Davidoff Classic No.2  Time spent 47’16  THU 21 APR 2016

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Davidoff Classic No.2 ~ダヴィドフ・クラシックNo.2~

早起きしてしまった。寝起きの頭に優しそうなClassic No.2を手に取る。

綺麗なラッパーで目にも楽しませてくれる。目で味わうシガー、かな。コールド・ドローもよし。口内、鼻腔を刺激して期待を高めてくれる。

あまい。お菓子。クリーミーで濃厚な煙。
後を引くナッティさも良い。
エレガントな香り、優しい口当たり。
煙に棘がないので、鼻に優しい。
寝起きにはぴったりである。

ボディは甘みが強まるとともに、草原のようなベジタブルさ、僅かにタンニンを含む。
鼻から抜くと心地よい。

フィニッシュと言っても強さは嫌味にならず、クリーミーだったのがより濃厚になる感じだ。
濃厚さはヴェゲロスを思い起こさせる。

 

Davidoff Short Perfect  Time spent 64’58  SAT 19 MAR 2016

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Davidoff / Short Perfect ~ダヴィドフ・ショート・パーフェクト~

柔らかい香り、ダヴィドフの店内そのものの香り。煙も柔らかい。

何より美観のあるラッパーが良い佇まいを醸している。
ボリバーベリコソが続いていたからか、鼻先でもかなり柔らかく感じる。
吸い込みが少し強いとそれだけで香ばしくなる。

ボディ過ぎから嫌なパターンの方燃え、火種が極端に偏ってしまった方燃えになってしまったが、なんと、自然回復。火種がヘッドに伸びることなく不燃焼部分に廻り、均等になってから再びヘッドへ向けて燃え進んだ!
ハバノスだと偏燃えのまま最後を迎えることも。

後半はコクが強くなり、フィニッシュでも雑味とは無縁でギリギリまで楽しみたかったものの、ラッパーが緩み敢え無く終了。

 

Davidoff / PURO D’ORO Gigantes  Time spent 65’27  SUN 20 DEC 2015

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Davidoff / PURO D’ORO Gigantes ~ダヴィドフ・プーロ・ド’オーロ・ギガンテス~

濃厚なナッティさからスタート。
フレッシュロールのノタブルがほとんどだったのでタバコ感を想像していた。
鼻腔ではバーンを感じ、鼻先ではシダーウッドが仄かに薫る。
ヘーゼルナッツ。

 

Davidoff / PURO D’ORO NOTABLES “Freshly Rolled Cigars, Uncut” ¾

Time spent 68’33  THU 17 DEC 2015

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Davidoff / PURO D’ORO NOTABLES “Freshly Rolled Cigars, Uncut” ¾ ~ダヴィドフ・プーロ・ド’オーロ・ノタブル・アンカット~

香ばしいタバコ感からスタート!
お肉尽くしの夕食の後である。とても軽いドローで疲れない。ザラメ砂糖風の甘みが唇に。均等に燃えている様が気持ち良く、灰の締まりも良いように見える。
ボディは芳醇な煙と豊かなタバコ風味。
煙が熱くなり、ニコチンが強くなって終了。

 

Davidoff / PURO D’ORO GORDITO  Time spent 60’42

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Davidoff / PURO D’ORO GORDITO ~ダヴィドフ・プーロ・ド’オーロ・ゴルディト~

トーストを感じるタバコ感からスタート。
ラッパーはややダークなモカ色でしっとりとした艶。綺麗。
何せ太いので着火に手こずった。もちろんドロー良し。キューバンシガーと違うのは香ばしさかな。キューバンシガーは香ばしさが強いあまり、甘味を感じている部分があるように感じた。プーロドーロは香ばしさが昇華された感がある。ゴルディトだからか?
コーヒーとピッタリ。
鼻腔にフローラルを感じる。
ボディは香ばしさに加えやや甘みと、煙にクリーミーさを覚える。円やかである。
リンゲージは分からないが、直径23mm。58ぐらいかな。コイーバのスプレモスが同等。
植物の甘さもある。穀物の甘さも。ニコチンは強め。
フィニッシュは少し枯れた感があるものの、優しい感じで好ましい。強さがあるのでちょうど良いかな。
もうやめようと思っても手が伸びてしまう。
手が滑り、灰皿の中に落としてしまい終了。

 

Davidoff / PURO D’ORO NOTABLES“Freshly Rolled Cigars, Uncut” 2/4

Time spent 91’56

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Davidoff / PURO D’ORO NOTABLES“Freshly Rolled Cigars, Uncut” 2/4 ~ダヴィドフ・プーロ・ド’オーロ・ノタブル・アンカット~

3ヶ月に1本と決めていたが、なかなか手が出ずにようやく2本目となった。

アンカットの端をそろえる程度に整えて着火。
ファーストノートはとても柔らかで穏やかだ。
燃え方がとても均等で美しい。フットリングまでが遠く、それだけで嬉しくなる。
今日はシダーウッド片で着火。
目を閉じて小鳥のさえずりを耳にしながら味わう至高の時間。この角のない柔らかな甘味は鮮烈だ。
この甘さは花の蜜のような仄かさで香ばしさと一体化している。
折れた灰は雪のように真っ白だ。

はっきりとしたボディはタバコ感が強い。楽しみだ。
このタバコ感も甘味、トースト感と一体化している!
甘味はリコリスか。さっぱりしている。
しばらく片燃えが続いていたので保管の問題かと思っていたが、ノタブルは均等なので保管の問題ではない事がはっきりとした。

フィニッシュは一旦落ち着いたタバコ感が復活。それにしても優しさを感じる。それでもリングの手前10mmだ。僅かに焼畑も。
リングを裏には秘密の暗号も。16だ。

ニコチンが効いてきて終了。

 

Davidoff / PURO D’ORO NOTABLES “Freshly Rolled Cigars, Uncut” ¼

Time spent 90’56  SUN 24 May 2015

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Davidoff / PURO D’ORO NOTABLES “Freshly Rolled Cigars, Uncut” ¼ ~ダヴィドフ・プーロ・ド’オーロ・ノタブル・アンカット~

ラッパーは柔らかく感じた触感だったがフットをカットするとバインダー、フィラーがポソポソと落ちてきた。生乾きなどではない。
カットすると同時にはっきりとした芳香が漂う。フットに灯すとほのかに渇いた、タバコを感じさせる良い芳香と共に円やかな煙を舌に感じる。
煙量はしっかりで密度が高くシルキーだ。

スタートは良好。舌の上で感じる甘みと僅かにシダーが。とても上品だ。そして甘美な煙。
煙を出した時には口内から煙以外の全てを出すことができているようで、しつこさを全く感じない。
煙を出したり、鼻で楽しんだりととても楽しい。
とても柔らかなので肺でも楽しんでみた。
ドローも完璧。フットから3cm程でスパイシーさが現れてきたが、ふと感じる程度。それも甘みに隠れながら。
灰を落とす。唇に甘さを感じた。ちょっとだけナッティさも。ピーナッツのような甘さ。この辺りから、煙を出しきった後にタバコテイストがしっかりとしてくる。上顎奥歯あたりにタバコの香ばしさが良い感じに残っている。コーヒーが一回り香りが膨らんでいるかのように感じられる。美味しい。灰は詰まった密度でグレーだ。香ばしさがなんなのかわからなかったが、これはきっとタバコの香ばしさだろう。それにしても刺激が全くないのでなんと吸いやすいものか。
そっと吸い込むとスパイシーさを味わえ、少し強めだと香ばしさが際立つ。灰の表面は細かい粒子で、白い。その白さとフィラー側の黒っぽさが混じり、グレーになっている。そろそろボディかと思うが特段の変化は感じていない。
強いてはタバコテイストに香ばしさが濃くなったかな。後味が良い。ニコチンの強さも感じる。あれから肺では楽しんでいないが、ニコチンの強さを甘く見ていた。フレッシュロールだからか?!

後味にシダーとスパイシーさが加わる。ボディかな?全体の2/5を過ぎたあたりだ。チョコを入れた。これもまたいつもよりチョコのカカオを感じる。灰を落とす。思ったより脆い灰であることに気づく。リングまで1cmの辺りから変化あり。確かめようとしたが、元に戻ってしまった。タバコテイストに辛味が加わった感じだ。熱を感じるとともに強くなる。ドライ感も。さっきの変化からがボディだろう。
トレペティくらいでリングを外した。それにしてもタバコテイストは結構な強さだ。吸いを弱めなければ香りが飛んでしまう。フィニッシュだろうか。

これまで独立して感じることが出来ていたテイストは全てが統合され、ハーモニーとなっている。このハーモニーはタバコテイストを核にして、その背後に、そして取り巻くように織りなしている。シルクのような印象だ。そして吸い込みと味わいの関係を考えてみた。これは味よりも香りを楽しむべきかな。吸い込みの時には鼻先から芳ばしいタバコを感じることができる。トースト感もあり。香りが高い。
シガーの香りを楽しむ事に専念できる。3フィンガーをきり、熱感が出てきたにも関わらず、雑味を感じないので尚更だろう。
まったり感が強まってきたので、上品なうちに終えたくなった。

結局、片付けをしながらもあと一口、そして一口と続いた。
ゆっくりと目を閉じて振り返ると、新たな感覚を感じることができた事を知る。
強弱で味わいのコントロールがつきやすく喫いやすいと同時に、ちょっとした事で味わいをスポイルしてしまうほどのセンシティブさ、特に熱による、があるということであったり。
舌よりも内頬で味覚を感じたこと。
口内で感じる味覚はほとんどなく、鼻腔で感じる香りと鼻先で感じる香りが織りなす複雑さ。
そして何よりもシガーは香りを楽しむと分かっていてもこれほどまでに香りに集中できた事はなかったのではないかと思えた事。先にも記したが雑味やクセなどのネガティヴさは全くないと言っても差し支えない程だ。あるのはタバコテイストのコクのみ。

ダビドフについては変化のない、面白みに欠けると聞く事があるが、それはスタートの気品を最後まで感じる事が出来るという事だと感じた。
むしろここに偉大さを感じた。
短くなればなるほど味わいは強くなって当たり前では無いだろうか?そして当然のことながら雑味も現れてくる。
日頃から着火した時のスタート感は喫いやすく純粋さを感じているのだが、これをずっと保ちながらコクだけを強めていく事は難しい事では無いのだろうか?
そのことは素晴らしいと感じた。
いまは身体についた香りを楽しんでいる。うっすらとシダーを感じる綺麗な香りだ。スパイシーさが下から支えている。この香りに包まれて眠るとしよう。

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