ボリバーとラ・グロリア・クバーナの共通点

ここ数日の間、暑さにかまけて何かとシガーを楽しんでいました。そんな中、今まで気づかなかった事を発見です。

今日は、ラ・グロリア・クバーナのグロリアスというレヒオナルを味わっていました。リング・ゲージ54で180mmの長さのあるダブル・ピラミデでロドルフォというフォーマットです。

スタートからボディにかけては桃のような味わいもあり、太さのおかげなのか円やかな煙で非常に良いものでした。フィニッシュは非常に力強く余韻が今も残っているほどです。

外したリングを眺めつつ余韻に浸っていたところ、先日味わったボリバーのリング(転がっていました)がふと目に止まりました。ヒガンテスは美味しかったなぁと思いながら両方のリングを手にした時、ボリバーとラ・グロリア・クバーナのリングが同じものだと気がついたわけでした。

以前の記事でラ・グロリア・クバーナの歴史について触れた際、1954年以降にCifuentes familyがボリバーとラ・グロリア・クバーナを買収したとご紹介したことがありましたが、その買収時からボリバーとラ・グロリア・クバーナは姉妹関係にあると言えるのかもしれません。

ラ・グロリア・クバーナのイレギュラーにリリースされるシガーのリングは新しいもの(リンゲージの都合もあるかもしれません)ですが、上述した両者の関係もありボリバーのリングを流用してるのかもしれませんね。

スキャンしたボリバーとクバーナのリング(同サイズ)

どちらのリングもリンゲージ47から54までのシガー用のサイズです。重ねても全く同じです。

じっくり観察するとブランド・アイコンの両サイドに2つづつあるメダルのエンボスはクバーナの方がしっかりと隆起しているものの、どちらのブランドも同じエンボスですね。ブランドの絵柄を入れ替えただけとも言えるのではないでしょうか。

気づきそうで気づかなかったことに驚いたと同時に、脈々と続く歴史に思いを馳せた次第です。