時々、自分のシガー(葉巻)の記録をつける参考のため、どのような記録フォーマットがあるのか探したりしています。ノート形式で販売されていることが多く、それらはDossierと銘打たれていますし、どこかしらでPDF形式でダウンロードもできる場合もあります。
内容は日記あるいはレビュー・ノートのようなもので、日付、場所、共に過ごした人達や直前の食事、共にした飲み物などと共にシガーの感想を書き込めるようになっています。多くはリングを張り付ける欄も設けられていますね。
現在は好みの外観のものが見つからないことや自分の重視する項目があったりなかったりとするので、とりあえずは日記アプリに画像と共に感想を書き込む程度にしています。
感想を書き留めるだけでも十分だと思いますが、もう少し内容を細分化したいと常々考えていました。
私の書くレビューは曖昧な印象がしていて、抽象的なので読み返した時にイマイチわからないという弱点を感じています。。。。
シガーの味わいとは?何となく考えてはいましたが、非常に漠然としていてフルーティー、スパイシー、ハーブ、ビターなどの言葉は思い浮かぶものの、いつも楽しむだけでいます。本来、楽しむことが目的なので十分だと思いますが、自分の好みを探るということも別の楽しみだと思います。
そのためには、どのような味や香りが好みなのか?ということを考えなければいけませんね。直感で好き嫌いを考えることも面白いですが、考える楽しみも良いものです。
最近(と言ってもしばらく以前にはなりますが)、CigarSenseというウェブサイトに辿り着きました。
比較的新しいサイトのようです。
外観はすっきりとしていてとても好みでしたので、時々眺めていました。なかなか本格的な内容ですし、読んでいて面白いです。嗜好は好みの問題で片付けられることが多いですが、根本的な部分から説明や理解、実験を試みていて興味が深まります。ただ、残念なことに英語のみです。
こちらのサイトにはオンラインショップなどパートナー企業もありますが、サイトの機能をフル活用しようとするなら有料会員にならなければいけないようです。無料会員でもそこそこ活用できるので、新たな発見があると良いですね。
CigarSenseによるとフレーバー(味わい)はアロマ(臭覚による)とテイスト(味覚による)に分解して考えると良いそうです。ウッドの感じという一言にも「スパイシーなウッド」や「ドライな印象のウッド」、「甘いウッド」もあるかもしれません。
それまで何となく感じていたことではありますが、言われなければ漠然としていた事柄でした。渋みがあるもののフルーティーだとかよくありがちではないでしょうか。このフルーティーをテイストとして感じているのかアロマとして感じているのかの違いは大きいものだと思います。
言われてみれば、料理も味覚を左右するのは香り(匂い)が重要な役割を果たしているようです。ニッスイの「おいしさを科学する」シリーズは読んでいて面白いのでお時間があれば、是非どうぞ。(「匂い」のテーマが面白かったです。いわゆるpalateにも言及していました)
CIgarSenseに戻りますが、プロフィールの作成の際にアロマの好みとテイストの好みを設定することとなります。スライダーで簡単に設定でき、下の画像のようにグラフ表示してくれます。漠然としていたものが可視化され、考えることのきっかけとなりました。
また、この設定した好みを基とした自分へのオススメのシガーも一覧で表示してくれます。
このようなスライダー操作を用いて、別ページではレビューの保管もできます。おそらく、これらレビューに書き込まれた利用者のデータをオススメのシガーへ反映しているのだと思います。
有料会員になるとデータベース検索や公私問わず記入された分析を閲覧できるようになるようです。
私はグラフを自由に触れれば十分だったので有料会員にはアップグレードしていません。登録後、やや頻繁にお誘いメールが届きましたので、ご登録の際にはこの点にもご留意を。
フレイバー = アロマ + テイスト、いいきっかけでした。