DRYMISTAT

私のシガーを楽しむ場所といえば、もっぱら自宅であり、外出先で味わうことはほとんどありません。
わずか数時間の移動時間の場合はフエンテのヒュミドール・バッグで済ませています。
レザーケースはあるのですが、短時間ならず、長時間の場合には密封度的に心配が残っています。
小さいボヴェダを畳んで入れても、ボヴェダが変化に追いつけないような気がしてしまいます。

今月は下旬あたりに出かけて宿泊の予定なので、購入してから出番のなかった3本用レザーケースと、タイトルのDRYMISTAT(以下ドライミスタット)を使ってみようと思い、準備を始めてみました。
ドライミスタットをケースの中央に挿して、両側にシガーを入れればいいかもと思った次第です。

レザーケースに丁度良い大きさです

DRYMISTATのウェブサイト:
宇宙時代のプラスチックで目に見えない穴から水分を放出させ、ジェルも宇宙時代のスポンジのようなもので蓋から精製水が漏れ出すことを防ぐそうです。NASAが開発したとか言わず、Space ageで抑えているところが好きです。
またプロピレングリコール：精製水が50% : 50%になるよう配合されているようです。これで70%を目指しているとのこと。一定以下の湿度の時は放湿するということでしょう。
また、ウェブサイトの画像ではヒュミに寝かせて使用しています。漏れたりしないのか心配ですが。。

一見、シガーキャディという製品をスティック状にした形で14cmほどの長さをしており、だいたいコロナと同じくらいだと思います。

同じようなもので、過去に、アルミ製のチューブタイプの保湿器で回転させて穴の数を調整するというものを購入したことがありました。Davidoffのチュボス的な感じです。サイズ・形状ともにケースと相性が良く見えました。
開けてみるとその中にはアメリカのお菓子によくあるような青色をした固形物が入っており、水を含ませて、穴の数を調節して使用するというものです。
手間いらずにみえたことと、形状が持ち運びに便利そうだったので使用してみましたが、自分には向いていなかったのでした。
ただのオアシス的のようで、時間の経過にしたがって着色料が溶け出し汚れの原因を生み出します。箱を開けるとそこは真っ青な景色で、つい、私も青ざめました。
使い方が悪く、水分が多かったのかと考えたので乾燥してから再挑戦しましたが好転せずじまい。それっきりです。試運転で空きボックスを使ったのが不幸中の幸でした。最初からケースに入れていたことを考えると。。。

そういったこともあったので、滲みの感触があったので使用については積極的でありませんでした。
今回も試運転し、ダメならダメ、場合によっては別の使い道を考えるということにし、準備を始めることに。

使用に際しては容器のロゴ上下に線が引かれていて、精製水の水位がその間に位置する時が適正で下回れば精製水を追加するようです。
精製水とのことでしたが、プロピレングリコールの使用はウェブサイトではNGでした。ジェルに配合されている薬剤(プロピレングリコール)の割合が崩れて放湿機能を妨げるようです。

開封すると、付属に穴の空いた蓋が備品として付随していました。
本体は穴のない蓋で塞がれています。
使い方は精製水を入れて、穴の空いた蓋で閉じるようにとのことなので、その通りに。

精製水を入れて穴の空いた蓋で閉じました。 左が穴のない蓋。使用せず保管の際にはこの蓋を使うのでしょうか。

しばらく直立させて入れた精製水が下方に溜まるまで待てば準備が整うようです。

今は、最初に出ていた全体の滲みを拭き取り、直立させている状態です。
1時間ほど経過してからは横にしてみたり、逆さにしてみたりしましたが、現状では漏れる気配が見られていません。
翌朝までこのままにして、必要であれば精製水を補充し、今度はタッパーに入れて湿度計で様子を見ようと考えています。

これがうまく機能してくれれば、レザーケースの活躍もありえるかもしれません(笑)