湿度計の調整

ちょっとした手違いがあったものの、無事に75%のキャリブレーション・キットが手元に届きました。

以前にも説明していたと思いますが、ワンステップ・キャリブレーション・キットとはキットの中を湿度75%の環境に整えて、その中で湿度計の誤差を判定することで正確な湿度を読み取ることができるようにするものです。

いざ、キャリブレーションを行う前に、まずは湿度計に行っていた調整を元に戻してから念のために電池の出し入れをしました。
説明では24時間から36時間の間は入れておくということです。

とりあえず「24時間が経過するまで」と「経過した後」の様子から判断すると76%で落ち着いていたようなので湿度計の設定を-1に合わせて調整し、表示が75%になるように設定しました。それからヒュミドールに入れると70%で落ち着いているのでヒュミドールの中は70%と判断して良いかと考えられます。

これではっきりと、自分なりに裏付けを取ることができたのでやっと一息つくことができました。湿度計を盲信して管理しているつもりでも結構誤差があったのでは笑うに笑えません。。

その後にEMPEXのデジタル湿度計をキットに入れると74%で落ち着いたので、こちらは+1で読み取れば良いかと思われます。マスキングテープにボールペンで+1と書いたものを貼っておけば表示の数値と合わせて湿度を読み取れます。

約24時間後に安定した湿度計は76%を表示していた
約24時間後に安定した湿度計は76%を表示していた
表示設定を-1に合わせ75%に表示されるようになった湿度計
表示設定を-1に合わせ75%に表示されるようになった湿度計

キャリブレーション・キットを使ってみた感想としては、湿度計が狂っているのを修正するという役割はもちろんのこと、なにより表示されている数値への信頼度が高まるということに尽きるように感じました。

またキットへ入れている時間について、デジタルなのでそんなに時間をかけなくてもいいんじゃないかと思っていましたが、24時間経つまでは気温の変化で数値があっという間に変化していたので、24時間以上かける必要があると今は納得しています。小さなジップロックの中とはいえども、すこし触ると中の空気も動いていたようです。

水と塩で調整する方法もありますが、費用さえ惜しまなければこのキットはとても便利でおすすめできます。中のボヴェダは75.5%らしいですが、使用期限が過ぎて使えなくなれば、代わりに69%の8gサイズ(小)を入れて使ってもいいんじゃないかな?と勝手に想像しています。

その件は実行することがあれば、また書いてみようとおもいます。

 

使用しているデジタル湿度計

 

キャリブレーションを行うキット

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