トランプ氏、米キューバ国交正常化の見直し表明

ニュースの分析をするわけではありませんが、気になるニュースを2つほど読んだのでそのことについて。

収穫
ひとつ目はキューバでの2017年タバコ葉収穫について、フィリピン・ニュース・エージェンシーにて記事が投稿されていました。それによると3万トンの収穫(タバクバによると昨年は2万4千トン)となり好ましい状況で、ブエルタ・アバホ(土壌が良い上質なタバコ畑)での収穫は1万9千トンとのことです。特にラッパー用の葉の収穫が多かったとか。

PNA記事のスクリーンショット
PNA記事のスクリーンショット

ただ、東部の工場での需要を満たすため8千トン以上の収穫を見込むため島の中部と東部の畑をさらに開発してゆきたいという意向もあるようです。

キューバの主な農場
キューバの主な農場

上の地図では農場の位置が示されています。プレミアム・シガーとなるタバコ葉は西部のピナル・デル・リオのブエルタ・アバホで栽培されています。地図では緑と黄緑の地域です。

中部の赤い地域と東部の茶色い地域の農場の葉の多くはショート・フィラーでマシンメイドのシガーに用いられます。ピエドラやキンテロなどが挙げられるでしょう。

それらのブランドの需要が伸びているのか、あるいはプレミアム・シガーにブレンドされることになるのかは知るよしもありませんが気になる点ではありますね。もしプレミアムにも転用されるようであれば味わいの傾向にも変化が現れることにもなると感じます。ブレンダーの手腕次第でもありましょうか。

末端消費者としては身をまかせるしかありませんが。。良い方向に向かうことを祈るばかりです。

米国の対キューバ動向
ふたつ目は、このようにキューバは新しい市場を意識しているようですが、昨日のニュースで先行きが不透明になりそうな内容のものも。

AFPによれば米大統領のトランプ氏が米キューバ国交正常化の見直しを表明したとのことです。

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AFP記事のスクリーンショット

キューバ国民側の立場を支援するような、良い意味での内容ですがキューバの政治犯全員が釈放されなければ経済制裁を解除するつもりはないとのこと。これにはキューバ側がどのように動くのかによって状況は変わりそうです。

新たな措置によって米国とキューバの観光複合企業GAESAの金融取引が禁止されるようなのでキューバにとっては大きな痛手を負うこととなりますが、混迷は続くような気もします。

難しい世の中ですね。

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