スパニッシュ・シーダーを求めて

ヒュミドールの製作を決意してからというもの、頭はヒュミドールのことで溢れかえっていました。何か一つに意識が向けば、それしか目に入らないという性格は良い場面とそうでない場面がありますね。

国外ではスペイン杉の板材の販売は一般的なようですが、その反面、国内ではなかなかありません。簡単にみつかるものはギター用のスパニッシュ・シーダーが数点だけでした。板厚や長さ、幅が全く足りません。また仮に必要な量を購入しようとすれば、素直に完成品のキャビネット型を購入したほうが安価のは明らかです。

お金の問題ではない！と言いたいところですが、ない袖は振れませんので。。国外で見かけたホームセンターのネットショップなどは海外配送は行っていないとのことでした。

なかば諦めていましたが、近所の材木店(通りに面していて、存在は知っていたものの訪れたことはありませんでした)を思い出し、前を通ったときに寄り道がてら立ち寄ってみると、「探してやるよ！」という運びになったのです！連絡先を伝え、帰路に着きました。

正直なところ見つからないだろうなと思っていたのですが、その3日後に電話があり、「見つかって、サンプルが届いたから確認に来てほしい」ということでした。もう一気に気分は盛り上がり、早速伺ったわけです。まだ見てはいませんでしたが、気分は手に入れたも同然です。

そして、それはまさに、探し求めていたスパニッシュ・シーダーそのものでした！

手触り、色合い、そして香り。厚みも24mmで十分。幅は足りないですが接ぎ合わせれば大丈夫そうです。

肝心の費用は手の届く範囲かなと心配しながら費用を伺うと、想像以上に格安！いや、自分の中で高く考え過ぎていたのかも知れませんでしたが、とにかく涙がでるほどだったことを覚えています。。

もちろん注文。

詳しく板材のサイズを確認してヒュミドールの設計に進めるようになりました。

ちなみに1本のサイズは4200mmX190mmX24mmです。これを2本使うことにしました。

追記：ヒュミドール製作の検索ワードが多いので、製作関連をまとめました。こちら