葉巻・シガー管理で大敵の1つ、タバコシバンムシの対策グッズを見つけたので試しに使用してみました。
過去記事を読み返すと、現在のヒュミドールが完成したのが2015年8月17日で今年の夏でおおよそ3年が経過する頃となりました。
その間、厳しい冬でも常に68%~69%を保ってくれており、非常に頼もしい相棒となっております。
今の所、湿度に関しては何ら心配も要らず安心して保管できていますが時々ヒュミからボックスを取り出しては開けてシガーの状態確認は継続しています。幸いにも最適の状態を維持できています。
保湿に関しては完成時にはBovedaのLサイズ(60g)を20パック入れてスタートしました。この3年間で全く使えなくなったパックは3つ。その都度廃棄していましたが意外にも長持ちしているようで我ながら驚きです。
先日、新品同様の状態のパックがどれだけ残っているのかを数えたところ、10パックは新品同様で残りの7つは半分ほど溶液がなくなっている感じでした。これら新品同様のパックは全てヒュミの半分より下の段に置いていたパックで、特に底面に作った格子板の下の3つは新品そのものでした。対して上半分に置いていたパックは溶液がやや減り気味のパックでした。
湿り気は下に向かうというということを実感し、改めてBovedaに信頼を寄せるようになっています。
デスクトップ・ヒュミドールもほとんどが上蓋の裏面に取り付け部分がありますが、シガー収納部とは別の引き出しを下段設けて、そこにビーズを置く設計のものも稀に見かけます。湿度の動きを考えると、やはり理想としては前者が良いのでしょうね。
そろそろBovedaをストックし始めようかと考えていたところ、Amazonで面白い商品を発見しました。その名は「タバコシバンムシ誘引捕獲セット」
このような商品があることを知りませんでした。キッチンだと小麦粉やパスタなども発生源となるようで需要があるみたいです。Beatlesという記事でも記しましたが、シガーに関わらず日常生活に潜んでいるタバコシバンムシを誘い出して捕獲するというものです。
幸い、我が家では存在を確認したことがないので必要性はないのですが、ふと試しにヒュミの中に入れてみたいと思いました。ヒュミドール内にタバコシバンムシは居ないと断言できる自信はありましたが、心の片隅のどこかに「もし居たらどうしよう?」という心配があったことも事実です。
「香りを利用してのトラップだったら嫌だな」と思いつつ説明を読むとどうやら「フェロモン」で虫を誘い込む仕組みのようです。香りに関してダメージは無いようです。
フェロモン香水とかの類のような先入観を持ってしまいますが、レビューを読むと捕獲出来ている報告が散見できました。ヒュミにシガー以外を入れたくは無いものの、あくまでも虫が存在しているのか否かの調査用として購入し、利用してみました。
トラップが届いたので準備しました。
この様にヒュミドールへセットしたのですが、説明によると底面から150cm離れた高さにセットするよう指示がありました。今回は場所がないので壁面にセットしてしばらく様子をみてゆきます。
3日が経過し、トラップを取り出して確認したところ、何も掛かっていませんでした。Amazonのレビューでは1日で捕獲できたケースもあるようなので、今回に関しては「タバコシバンムシ」は居なかったと判断して良いと考えられます。¥1,200-ほど掛かりましたが「居ない」という確信は得ることが出来ました。
ここまで文章を書いた以上、捕獲できている写真も撮りたかったのですが、居なかった事を素直に喜んでいます。
ヒュミドールの理想的な温度は摂氏20度、そして湿度70%より下とされていますが、その理由の1つにタバコシバンムシの生息環境があります。より活発になるのは摂氏25度、そして湿度70%を上回る環境なのです。つまり梅雨の今の時期から夏場にかけて活動が本格的になるわけですね。
ヒュミドールの内側を守ることも重要ですが、外側も守ってゆきたいと思います。
トラップの有効期間は1ヶ月。タバコシバンムシは植物性の乾燥物を餌とするようです。
期限を迎えるまでは、タバコシバンムシにとって魅惑的なキッチンの冷蔵庫側面にマグネット留めしておくようにしました。
こうしておけば存在を確認できると同時にヒュミドールの対策も練ることができます。万全を期していますが、心の中では『どうか居ませんように!卵もありませんように!』と願うばかりです(笑)
フェロモン・トラップ
Boveda 69% Lサイズ
Boveda 69% Sサイズ